運営会社(株式会社エムティーアイ)のHPはこちら
photo-top

『柔軟性のあるIT』で、ビジネスの変化に対応。
お客様のニーズに合わせ、サービスを発展させていくために。

オザックス株式会社

上席執行役員 情報システム本部 本部長 富山 友貴様
情報システム本部 MPS運用グループ MPS運用チーム 眞柴 佳代子様

オザックス株式会社は、外食・小売等で使う包装資材や消耗品・備品等の業務用資材の生産・加工・販売をはじめ、洋紙や板紙、紙二次製品などの販売を行う商社です。加えて物流やシステム等も提供しています。
企業や店舗で必要とされるさまざまな物品をWebで受発注できるクラウドサービス「マルチプラットフォームシステム(MPS)」を多くの取引先企業へ提供しています。
2018年4月「マルチプラットフォームシステム(MPS)※」へ『モバイルコンバート・プラス』をご導入いただき、顧客の利便性向上を実現しました。
※MPSの詳細についてはこちら(http://www.mps.ozax.co.jp/mb/

オザックス株式会社様のサイト運営について

担当部門の業務内容について

img-voice01

オザックスグループ全体のITの統括が基本的な役割です。
その中で大きく2つの役割に分かれており、1つが社内のIT全般の運用や管理。
もう1つが、法人向けに販売・提供をしているサービスの構築と企画です。
今回モバイルコンバートを導入しスマホ対応した、受発注クラウドサービス「マルチプラットフォームシステム(以下MPS)」については、多数の企業へ提供しているものですから、サービスの導入前後のサポートや改善の提案などもしております。

システムの運用・企画の中で意識していること・重視していることについて

我々は専門商社ですから、物流・販売・在庫など色々なシステムを保有しています。
同時に複数の企業へ提供するシステムも扱っているため、社内ITを含めシステム全体を俯瞰した視点でITの基盤を作る必要があると考えます。
いろいろな外部のパートナー企業の協力を得ながら、『柔軟性のあるIT』を作ろうというのが我々のスタンスです。
もちろん、ITを駆使した社内での改革・改善も同時に担っています。

MPSについては、企業へ提供する限り、やはり売れるサービスでないと意味がありません。
どうしたら売れるのか、社会に受け入れられるのかというのを常に考え、企画していくのが我々の重要なミッションです。
そのために、エムティーアイ様含めいろいろな外部のパートナー企業の協力を得て進化させて行きたいと考えています。

昨今、ITの世界は特に時代の流れが速いですよね。新しいテクノロジーが早いスパンでどんどん世の中に出てくるわけです。 自分たちが今考えているものも、1年後に導入したらもう時代遅れです。
だからこそ、3ヶ月、半年のスパンでリリースしていく、まさに「柔軟性のあるIT」を実践していかなければ、なかなか勝ち抜けないのではないでしょうか。
いろいろな最新技術のバリエーションを汲み上げていくことは、我々ITクラウドサービスの提供会社としての務めであると考えています。

今回導入したMPSについて

今回モバイルコンバートを導入したMPSについて

img-voice02

MPSは主に業務用資材などの受発注をWEB上で行えるクラウドサービスです。外食産業・結婚式・フューネラルと言われる葬儀場など、約9千拠点(2018年9月時点)の様々なお客様にご利用いただいております。
商社運営のサービスですから、一般のeコマースのサービスとは少し毛色が違うものかと思います。

スマートデバイス、チャネルとしての位置づけについて

時代的にもスマートデバイス対応していないサービスはなかなか売れない、お客様に受け入れられないのではと感じます。
オプションとして付ける機能やシステムはいろいろありますが、その中でもスマートデバイス対応は最低ラインでやらなくてはいけないものとして取り組ませていただきました。

スマホ対応していく中でお客様の動きなど、変わった点

大手の企業とも多く取引させて頂いているのですが、肌感として業界的にはスマホを活用した動きはまだまだこれからと感じています。
「こんなことができないか?」とお客様からご意見いただくこともありますが、やはり、こちらから「こう使っていったらどうですか?」と提案することが、提供側としての役割ではないかなと。ユーザー側が必要性に気づいてからやるのでは遅いと考えています。

営業の方の反応はいかがでしょうか

良い反応はあります。サービスなので1つだけを提案することと3つ提案するとでは質が違ってきます。
1つの提案をし続けるのではなく、複数選択肢がありお客様のニーズに合わせて組み合わせていくことがサービスのあるべき姿だと考えているので、いろいろな道具を用意して、お客様にとってより魅力的なシステムにして行きたいですね。

モバイルコンバート導入の経緯

MPSのスマートデバイス対応にあたり重視したポイントについて

img-voice03

技術的な部分、価格、スピードの3つです。
特に企業へ提供しているサービスで準備に1年はかけられないので、スピードは重視しました。
スマホ対応の手法として、スクラッチで作る、アプリにするなどいろいろな選択肢があると思いますが、今回はエムティーアイ様のモバイルコンバートがその中で一番効率的と考え、PCサイトからの変換という技術手法を選ばせて頂きました。
理由は、スクラッチやアプリと比較して変換サービスの方が構築期間も非常に短く、価格も抑えて対応可能だったからです。また、ASPサービスの特性上、今後何かシステム的な変更の際も非常に容易にスイッチができることもポイントです。まさに、我々が掲げる「柔軟性のあるIT」を実践できる仕組みであることが重要と考えました。

モバイルコンバートを利用してみて、良かった点

やはりスピードですね。素早く対応して頂けた点は評価しております。
スマホ画面についてもしっかりと作り上げて頂いたので、ファーストステップとして満足のいくものになりました。
また、クラウドサービスと共にオンプレミスも提供している点も面白いですね。
今回はクラウドを利用させて貰いましたが、業務システムの場合、オンプレミスでの導入もニーズが有るだろうなと。
そのような選択性が用意されている点も良いと思います。

導入後のお客様の反応について

まだ導入したばかりなのでこれからですが、現状では営業の提案にスマホ対応したシステムと打ち出すことができていますし、選択肢が増え、営業の質も向上していると思います。
お客様の反応は悪くないです。
まず「あるんだ」という反応から入って、「どう使っていこうか?」と考えていく。
多くの方々が最初はPCの業務システムを想像されます。
そのような方々に「こういうことも出来るよ」とベネフィットを伝えていくと、我々の価値がより向上するかなと。
ただ、それだけだとすぐに真似されてしまうので、あともう一手、工夫したいですね。

また、過去にMPSを導入されたお客様と最近導入されたお客様でも、変化を感じています。
スマホで業務を完結するお客様が増えてきているので、スマホに対応した画面でないと困るという声はここ2年くらいで増えて来ています。
特に規模の小さな飲食店など、パソコンを置かずに、スマホやタブレットで受発注業務を行いたいお客様へ、もともと「画面自体はスマホでも一応見られますよ」としかご案内できなかったのが、今は「最適化したスマホサイトがあります」と言えるようになったのは大きな一歩ですね。

今後の展望について

今後の展望について

img-voice04

「スマホ化」というと簡単に聞こえてしまいますが、対応することによって色々な最新技術、機能を付帯することができるようになり、更に選択肢が広がっていきます。
そうした二次、三次のサービスリリースというものを、これからどんどん出していきたいですね。
受発注に紐づく業務としては見積もりや請求など一連の流れがありますが、これらを単体で対応してもあまり差別化にはなりません。
もう一歩踏み込んだ考え方で、IT技術の進化にあわせて新しく時代に合うサービスを提案していきたいです。お客様が求める、+αのものを提供していかなければ、本当の意味でお客様の満足度は上がりません。驚きやスピード感があってこそ、まさに『柔軟性のあるIT』であり、真のお客様満足に繋がっていくと思います。

最後に、エムティーアイに期待すること

変換サービスという技術を活用し、まずはスマホサイトが出来たので、今後はデザイン・ユーザビリティ向上の面でサービスの拡張に力を注いで頂けたら、一緒に取り組めることがより増えるかなと思います。
エムティーアイ様はIT企業ですから、変換だけにこだわらない他のサービスも展開していただき、早めに情報提供をして欲しいですね。

スマートデバイスと聞くと、やはり思い浮かぶのはスマホですが、それだけでなく時計や音声認識などいろいろと新しいデバイスや技術は出てきているので、新しいものを取り入れつつ、派生してサービス展開ができると、お互いにとって面白い取り組みができるのではないかと思います。

オザックス株式会社 富山様、眞柴様
お忙しい中、取材にご協力頂き、ありがとうございました。

オザックス株式会社
マルチプラットフォームシステム(MPS)http://www.mps.ozax.co.jp/mb/
取材日時:2018年9月
取材場所:オザックス株式会社 本社会議室

導入サービス

TOPに戻る